iPhone 12シリーズから使用できるマグネット型ワイヤレス充電器の紹介
USB-C接続で使えるワイヤレス充電器
iPhone 12シリーズの新機能としてMagSafeが採用されましたが、これはワイヤレス充電の際に充電コイルの位置がズレてしまい充電がされていなかった現象を防ぐためのものでもあり、マグネットでしっかりと位置を特定して充電ができるので、気楽にワイヤレス充電ができます。
iPhoneのワイヤレス充電は、「Qi(チー)」という規格に沿った仕様であり、MagSafeは、その機能の補佐としてマグネットの固定とApple独自の仕様も含めて快適に充電が行えるように設計されています。
MagSafeには表と裏があり、白い面が充電コイルがついている面となります。
裏面ではiPhoneへ充電は行なえません。
マグネットで位置ズレなし
今までのワイヤレス充電機は、設置位置がズレてしまうことで、充分な充電が行えないことが多かったのですが、iPhone 12シリーズであれば、MagSafe充電器の位置をしっかりと固定できます。
iPhone 11等では、マグネット固定ができませんが、iPhoneの背面中心あたりにMagSafe充電器を設置することで、充電は可能です。
最近ではiPhone 12シリーズ以外の機種でも、サードパーティ製のiPhoneケースにマグネットが埋め込まれているケースがあり、iPhone 12シリーズと同じようにワイヤレス充電を行うことも可能です。
最大15Wの出力で充電
Apple純正のMagSafe充電器だけの特長として、通常は7.5Wのワイヤレス充電ですが、こちらの充電器は15Wの高速充電が可能です。
2021年2月時点で15Wの高速充電ができるMagSafeワイヤレス充電器はApple純正品しかありません。
これはApple独自の仕様のため、サードパーティの充電器では行えない機能です。サードパーティのMagSafe充電器の多くは、最大7.5Wの充電出力の製品が多いです。
一般的なケースと併用可能
iPhone 12シリーズに対してすべて同じMagSafe充電器が使用できるように設計されているので、このMagSafe充電器一つで、iPhone 12 Pro MaxやiPhone 12 miniでもiPhoneのサイズ問わずに充電ができます。
また、iPhone自体にマグネットが内蔵されているため、MagSafe充電器の位置固定がしっかりと行えます。
できれば、Apple純正品を使うと快適
Apple純正のiPhone 12シリーズ用ケースには、MagSafeに最適なマグネットが内蔵されており、iPhone本体のマグネットとケースのマグネットによるかなりの強度の磁力でMagSafe充電器を固定できます。
難点としては、MagSafe充電器の取り外しの際にケーブルの根本に力がかかってしまう場合もあり、断線してしまう恐れがあります。
なお、マグネットの強度が強いため、MagSafe充電器でiPhoneをぶら下げられる程の磁力があります。なお、ICカードやクレジットカードなどの磁気の影響を受けやすいものは近づけないほうが良いです。
まとめ
★★★★★
iPhone 12シリーズで新しく採用された充電機器となり、ワイヤレス充電の欠点である「位置ズレによる充電不十分」の問題が解消できます。
ケーブル自体が、Lightningと同様に強靭タイプではないので、断線には注意が必要ですが、ワイヤレス充電を今まで以上に手軽で高速に充電できる点は画期的な製品で、今後のiPhoneやiPadに採用してくるのではないかと思われます。