キーホルダーゲーム並みのサイズながらしっかりとゲームができるゲームギアの紹介
過去に存在した小型ゲーム機の中でも最小クラス
手のひらサイズのゲーム機としては、ゲームウォッチのモノクロ画面から始まり、ゲームボーイやワンダースワン、ネオジオポケットなど多数登場した時期がありましたが、現在ではこの系譜は、PSVitaやニンテンドーswitchで円熟したところもあり、その後はスマートフォンに移っています。
据え置きゲーム機よりも携帯ゲーム機が流行となってために、どこでもゲームができるようになりましたが、レトロゲームの手軽さという点では、ゲームギアミクロは、丁寧に移植されたゲーム機となっています。
特に、ゲーム機能に割り切ったところもポイントであり、オリジナルのゲームギアの雰囲気を踏襲しているところは、良いところでもあります。
画面は小さいけれど精細感もあり
画面サイズは、オリジナルの3.2インチから極小の約1インチのディスプレイとなっており、ケータイゲーム機でも極小の画面サイズになっています。
極小ながらも、240×180ピクセルの画像解像度で、オリジナルの160×144ピクセルよりも高精細になっています。そのために画面サイズが小さくても、小さな文字や表示も判るようになっています。
音量はアナログホイールで調整ができ、昭和時代のラジオのような印象があります。イヤフォンジャックもありイヤフォンを使って没入してゲームをプレイするのも良いです。
ゲームは4種類
携帯ゲーム機ではありますが、ゲーム自体は追加はできず、カートリッジ型でもないので、4種類の本体にそれぞれ異なるゲームが入っています。
目当てのゲームがそれぞれ異なる本体にある場合はそれぞれ買い集めるしかないので、収録タイトルを確認した上で購入することを強くおすすめします。
画面のサイズ的に細かい表示は見づらいので、アクションゲーム主体のものがオススメです。
【ブラック】
「ソニック・ザ・ヘッジホッグ」「ぷよぷよ通」「アウトラン」「ロイアルストーン ~開かれし時の扉~」
【ブルー】
「ソニック&テイルス」「ガンスターヒーローズ」「シルヴァンテイル」「ばくばくアニマル」
【イエロー】
「シャイニング・フォース外伝 遠征・邪神の国へ」「シャイニング・フォース外伝II 邪神の覚醒」「シャイニング・フォース外伝 ファイナルコンフリクト」「なぞぷよ アルルのルー」
【レッド】
「女神転生外伝ラストバイブル」「女神転生外伝ラストバイブルスペシャル」「The GG忍」「コラムス」
ボタンの押し感
ボタンの押し感は、ミクロサイズの筐体ながらも、まったく押せないことはなく、操作自体は平均点です。
ただし、個体差で押し感に差が出るような気がします。実際に購入したものは右の押し感が緩い印象があります。
本体サイズと比較しても手のひらにすっぽり収まるので、手の大きな人には使いづらいように思いますが、各ボタンのストロークとサイズがしっかりしているので、ミニテトリスのような押しにくさはありません。
乾電池で駆動しつつも、外部電源ポートあり
単4乾電池2本か、micro USB接属で動作できるので、外出時や自宅のどちらでも快適に使えます。
むしろ、電池交換できるので、内臓バッテリーの消耗でゲームができなくなってしまうことは少ないです。
乾電池の場合は約3時間程度の使用が可能です。3時間ぶっ通しでプレイもできますが、目に相当な負担となるので、15分くらいが限度かと思います。
四台同時購入特典で、ビックウィンドーミクロが付属するので、どっぷりハマりたい人は、四台セットのものを購入するのが良いのですが、残念ながら予約購入限定品ですので、現在では正規に購入する方法はほとんどありません。
まとめ
★★★★☆
レトロゲームの復刻が以前から多く出てきていますが、セガのレトロゲーム復刻の戦略は意外と攻めている気がします。その一つの理由がゲームギアミクロで、このサイズ感でゲームギアのゲームができるのはすごいところです。
残念なのは、ゲームの収録本数とバッテリーの仕様が乾電池というところでもあり、もうひとランク上級なコンプリート版をリリースされると購入してしまいそうになる、製品自体の余力が残っています。