さらに使いやすくなった完全ワイヤレスイヤフォンの紹介
小型化したイヤフォンノズル
AirPodsは、Appleが独自に開発を行った完全ワイヤレスイヤフォンで、アクティブノイズキャンセリングを搭載した完全ワイヤレスイヤフォンです。
2016年に初代AirPodsが発売され、今回は様々な改良が加えられ、初代からさらに性能を向上させたイヤフォンです。
「耳からうどん」と言われた初代に比べ、約半分くらいの長さにノズルが短くなっています。これは、新しくなったAirPods Proの大きな特徴です。この小さくなったノズルで、AirPodsの脱落しやすかったつけ心地が大幅に改善されています。
さらに装着時にノズル部分の正面が平面になっており、この感圧センサー部分をつまむことで各種リモコン操作ができます。再生/一時停止、Siri呼び出し、曲送り/曲戻し、ノイズキャンセリングのオンオフと様々な操作ができます。難点は音量調節ができませんが、直接端末から音量を変えるか、Siriから命令すれば一応調節はできます。
Apple独自開発のH1チップを搭載しているので、ペアリングもほぼ意識せず、同一のApple IDの機器であれば、iPhoneやiPad、MacBookなどの機器で接続できます。初代のAirPodsは、W1チップと呼ばれていましたが、AirPods ProとAirPods 第2世代、beats Powerbeats Pro、Beats Solo Pro Wirelessは、H1チップを搭載しており、安定して高速な接続が可能になっています。
最大4.5時間の再生時間
前の機種よりも再生時間が約30分ほど短くなりましたが、充電ケースとの併用で24時間以上の使用ができ、5分間の充電で約1時間使えるようになります。
充電ケースさえしっかりと充電されていれば、充電切れで使えないということはほとんど無くなると思います。ワイヤレス充電にも対応しているので、Qi充電器に乗せるだけで充電ができるところも魅力です。充電ケースは、519mAhのバッテリー容量なので、モバイルバッテリーでも十分に充電ができます。
アクティブノイズキャンセリング機能
今回の目玉機能がコレ。ノイズキャンセリングはいままでも他のイヤフォンにはあり、真新しさはないのですが、AirPodsの快適なワイヤレス接続と小型化したサイズ感が、他のイヤフォンのノイズキャンセリングとは圧倒的に違う使い心地があります。
他社のノイズキャンセリングイヤフォンでは、どうしてもサイズが大きくなってしまうところがありましたが、AirPods Proは、AirPodsのサイズよりも小さくなり、更にこの機能があることには驚きの一言しかありません。
常時AirPodsをつけている人は街ナカで見るようになりましたが、屋外の雑踏や電車の騒音はかなりカットできます。また、仕事場や学校、図書館でも空調の音を低減できるので、音量を大きくしがちだったいままでと比べて、ささやくような音量で音楽や映像を見られます。
無音で使って無音に近い状態にして集中力を上げることにも役立ちます。筆者は、集中したいときに無音で使っています。
外部音取り込みモード
ノイズキャンセリングとは逆に、外界の音を取り込むこともできます。これは、AirPods Proのノズル部分を長押しすることで、オンオフを切り替えられます。
iPhoneからでも操作可能ですが、ノズルをつまむだけのほうが楽に切り替えができます。
独自イヤチップにより高い没入感
以前のAirPodsと異なり、インイヤー型からイヤチップを装着することで、耳にピッタリと合う装着感が保てます。
ラージ、ミディアム、スモールと3種類のイヤチップが付属しています。このイヤチップはAirPods独自の形状なので、一般的に売られているイヤチップでは代用できません。Appleのサポートより、イヤチップを1セット約400円ほどで買えるらしいです。
まとめ
★★★★★
初代AirPodsも完成度の高い製品でしたが、イヤチップを採用して密閉感を増したことでノイズキャンセリングの効果が十分に発揮できる音響環境と、短くなったノズル部分をつまむ操作で使い勝手がかなり向上したイヤフォンです。
iPhoneを使っている人にはぜひとも紹介したいイヤフォンです。
ただ、難点を言えば、以前のAirPosと比べ高額になったので、落としてしまわないように、充電ケースのカバーは必要になるかと思います。カラビナ付きのケースであれば、取り出しも持ち運びの際も落としてしまうことは避けられると思います。